2020/12/07 王子監禁 ここはロンドンにある、jazzyのアパルトメント。北海は冷えるからね。(*ノ∀`*)ウフフ♪監禁すると、こんなこともできます。↑帰宅するとお迎えしてくれる。↑バイオリンを奏でてくれる。幸せ みんなもレッツ妄想!
2020/12/06 愛という名誉 日が落ちる一瞬を見つめる凛とした横顔。その瞳が燃えるような輝きを放つのは、夕陽のせいだけではない。その隣に立つ騎士は銀色の甲冑を身に着け、凛々しく立ってはいるが、どこか華奢な雰囲気を纏っている。エメラルドでボンメルが飾られたファルシオンをしっかりと握り締め、動揺を抑えて言う。「では、どうしても…と?」騎士が発したのは、風を感じさせるような涼やかな女性の声だった。「ああ。行かねばなるまい。」鈍く光る鎧を身に着けた男は、やや低く柔らかい声で答えた。「王のご命令だからと言っても、王のご本心は・・・」その言葉を遮るように男は言った。「王のためだけではないのだ。」重くきっぱりとした口調だ。「王のためだけではない?」眉をひそめる女性。一瞬、2人は見つめ合った。「そなたのためでもあるのだ、姫。」きゅっと口元を結んだ。「ハール王子!それならば、なおのこと! わたくしはあなたを止めねばなりません!」姫は騎士の称号を得ている。この称号を得るまでの修行は、並大抵の男なら音を上げるほどのものだった。「おやおや。また姫のわがままかい?」からかうように微笑む王子に、詰め寄るように姫が言う。「ですが! ですが王子!! 前の戦であなたはわたくしを庇って顔に傷を!」「顔の傷など、男の勲章だと王は申されたぞ。 わたしは愛するものを守ったのだ。」「・・・愛するもの・・・」姫の顔が一瞬ほころぶが、すぐにキリッと表情を引き締め「クッ・・・。わたくしが至らないばかりに・・・!! もっと強くあれば・・・!」と、目を伏せ唇を噛みしめる。「あー。またそうやって自分だけ頑張ろうとする。 そなたの悪い癖だぞ? 姫を守るのは王子 と昔から決まっておるのだ。」と、姫の様子を横目で見る。いたずらっぽい表情だ。姫は目を伏せたまま「わたくしは幼い頃より、王子とともに鍛錬を積んで参りました。 すべては・・・すべてはあなた様のため。 この国の第一王子を守ることが、わたくしの役目と心得ております。」この頑固な姫の決意を覆すのは骨が折れそうだ。(やれやれ・・・予想通りの反応だな)と、王子は少し考え「ならば、どうだ?共に参ろうか。」「!」姫は驚いて目を見開き、美しいエメラルド色の瞳を王子に向けた。「よいのですか!?」「このまま置いていけば、後でずっと愚痴を言うのであろう?」「そ、そのようなことは・・・!」頬を紅潮させ、うつむく姫。「ないと? そなたを置いてでかけた狩場で怪我をした時は 怪我よりもそなたをなだめるのが大変だったのだが?」「あ・・・あの頃はわたくしとて若かったのです。」きまりわるそうに小声で言う。「そうか、成長したか? 安堵した。ならば留守を頼むとしよう。」わざと冷淡に言い放ち、馬の手綱を取ろうとする王子。姫ははっと顔を上げ、「いいえ!!」ほぼ叫びに似た声で言い、「もう王子がうんざりするほど愚痴を言います!」ぷっと頬を膨らます。(これが成長した者の表情か?幼い頃と一緒ではないか。 練兵所で多くの男達をなぎ倒しているツワモノが。 実にかわいらしいことだ。)くすくすと楽しそうに王子は笑い、「では、連れていくしか無いな。 遅れるではないぞ?」「ご心配なく。 王子より馬の扱いは長けておりますゆえ。」ぷいっと横を向く。「そうであったな。」ハッ!と掛け声をかけ、馬を蹴る王子。鍛えられた駿馬は、勢いよく駆け出した。「あっ! 隙を突くとは卑怯です!」「熟練者を相手にする時は、 少し知恵を使わねばな!?」笑いながら駆けていく。「王子!! 子供の頃からいつもその手で!」姫も追いかけ、いつのまにか笑い出す。笑い声は2つの影とともに夕陽の中を遠ざかっていき、やがてひとつのシルエットとなった。おわり。 ランキング参加してるよ~!今日の記事で使わせてもらった画像はhttps://www.photo-ac.com/https://sst-ictlt2012.blogspot.com/他からお借りしました。ありがとうございます!ハールさんの頬の傷から妄想が広がってお話を書かずにはいられなかった!ハール王子 (;´Д`)ハァハァ書きたかった妄想シーンだけなので、前後のストーリーとか無責任に放置。最初はもっと王子は暗い過去を持ってるふうなダークかつ血なまぐさい妄想をしてたんだけど、書き始めたらロマコメ路線になったよ。でも、これでよかったかも。ふたりかわいいし、読んでて明るい気分になるし。書くのも楽しかったな~。あまり長くならないように、いろいろ表現を省略してるけど読み手にお話が伝わるだろうか心配。シーンに合った画像を拾いに行くほうが数倍時間がかかった。でもイケメン画像だらけで、それも楽しかった!自己満足のお話だけど、読んでくれてありがとう!!